専門知識の不足を痛感した新人看護師時代
急性期の専門病院の病棟に勤務
結婚による引っ越し、妊娠のため現在専業主婦ですが、半年ほど前まで急性期病院で6年働いていた看護師です。その職場は、消化器・整形・脳神経外科の急性期混合病棟でした。病床数57床で、時々ターミナル患者や内科患者の入院もありました。自宅から自家用車で30分以内と比較的近く、基本給も他の病院より比較的高かったため、その病院を選びました。
知識と技術の不足を痛感してつらかった
入職して感じたのは、専門学校で学んだことが、急性期の外科系の病棟で働くには知識が浅く、専門知識を勉強しなければついていけないということでした。自分の知識の足りなさ、技術の未熟さなどを痛感してとても辛かったです。専門知識も、一つの疾患から術式、術後の管理など多くの知識が必要であったため、勉強しても勉強しても追いつかないような感覚でした。そのことから、辞めたいと思ったことは多々ありました。しかし、専門学校を卒業して初めて入職した場で3年は働くと自分の中で決めていた部分があり、辞めたいと思ったときはその気持ちを思い出して、自分を奮い立たせていました。
いい先輩看護師に恵まれた
その職場では、新人にプリセプターナースが一人ついて指導を行っていました。私のプリセプターナースは経験年数10年目のベテラン看護師さんで、分からないことはなんでも聞いてと、とても優しく教えてくれるような先輩でした。勤務時もプリセプターナースがいると、気持ち的に安心できるほど、信頼できる先輩でした。プリセプターノートというものを用いて、勤務がかぶらないときは、新人看護師が感じたこと、辛かったことなどノートに書き、先輩からの返事があるという交換ノート的なものを行っていたので、精神的にも支えられました。
とにかくそのとき自分にできることをする
新人看護師時代は、きっと誰しもが辛い時期だと思います。辛い時期ですが、自分にできることをしっかりと行うことが、看護師になった責任だと思います。相手にするのは患者さん、人の命なので、軽率な考えで続けられるものではないと思います。辛いときは新人看護師同士で相談しあう、信頼できる先輩に相談するなど、ストレス発散の方法を自分なりに見つけて頑張ってください。