新人看護師時代に逃げたことをいま後悔

職場に対する選択権はほぼなかった

40代の女性看護師です。看護学校卒業後、総合病院手術室で2年勤務し、その後、整形外科や老人ホームなどで看護師を続けています。新人時代は、総合病院の手術室勤務でした。その病院は、看護学校と直結だったので、選択の余地はありませんでした。手術室にまわされた経緯はこうです。当時イソジンで手指消毒を行っていたのですが、他のみんなは手術室にまわされるのが嫌で「アレルギーがある」と嘘をついて免れたそうです、当日熱を出して学校を休んでいた私はその嘘に便乗できず、結果的にみんなが嫌がる部署にまわされたという状況でした。

手術室ならではプレッシャーがつらくて

とにかくつらかったのは、手術の直接介助などでは「逃げ場がない」ということでした。病棟の仕事などはできなければ最悪、交代してもらうことができますが、直接介助はそう簡単に交代してもらうことなど不可能で、器械の準備から片づけまで全責任を自分が負うというプレッシャーがありました。1週間ごとに担当の科が変わるというのも覚えの悪い私にとってはきつかったです。

当時はわからなかったことがいまならわかる

それに当時は、同じ手術室の先輩看護師がただただ怖くて、優しくて評価の甘い先輩にばかり指示を仰いでいた私ですが、いま思えば「可愛くない新人」だったと思います。怖い先輩というのは「仕事に熱心な先輩」でもあるケースが多いですからね。もっときちんと向き合って、いろいろ教えてほしかったといまでは後悔しています。でも当時はそんなことに全く頭がまわらなくて、いつも辞めたいと思っていました。最終的には退職し、個人病院に転職しました。お給料もよかったし待遇もまずまずだったし、もう少し頑張ればよかったといまなら思えますが、当時はただ逃げることしか考えていませんでした。若さゆえの浅はかな選択だったと思います。

恥をかけるのは若いうちだけ

私自身「おバカな新人」だったのでえらそうなことは言えませんが、一つ言えるのは「恥をかけるのは若いうちだけ」ということです。年齢を重ねると変なプライドも出てきますし、周りからもできて当たり前というプレッシャーを与えられますからね。だから若いうちにどんどん恥をかいて(患者さんには迷惑をかけない程度に)、たくさんのことを吸収してください。前向きに対処すれば貴重な財産になります。

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